川沿い・山岳地帯を走る大井川鉄道②【静岡県川根本町】

一人旅

はじめに

前回の記事では、静岡県にある大井川鉄道についてご紹介いたしました。

下の地図の通り、大井川鉄道には下流部の金谷駅〜千頭(せんず)駅間の本線と、上流部の千頭駅から井川(いかわ)駅間の井川線の2つの路線で構成されていることを書きました。

 

この記事では、上流部を走る井川線について、沿線の駅周辺の見どころを主にご紹介いたします。

井川線について

井川線は、千頭駅から井川駅まで全長25.5kmの路線です。

上流の大井川沿いに、南アルプスの山々に囲まれながら、ゆったりと走るのが魅力です。

また川沿いにはいくつかダムがあり、後ほど紹介するダム湖に囲まれたところに奥大井湖上駅という場所が存在します。

車両

主にディーゼル機関車によって客車を牽引します。

客室は普通電車よりも小さいサイズの小型車両を使用しており、ドアは手動で開ける必要があります。

井川線はカーブが多く、また勾配が大きい路線なので早いスピードで走行することができません。

特にアプトいちしろ駅~長島ダム駅間(1.5km)では、普通鉄道の中では国内最大の90パーミルの勾配を持つことから、アプト式電気機関車を使って運行しています。

アプト式電気機関車には、「ラックホイールピニオン」という坂道専用の歯車が付いていて、線路の真ん中に敷設された「ラックレール」という歯形レールを噛み合わせて上り下りします。

 

この区間では、上り勾配の場合にはアプト式電気機関車が最後方に連結され、客車などを押し上げ、一方で下り勾配では最前方に連結され、それらの重量を受け止め速度超過を防ぐ役割を果たします。

アプトいちしろ駅や長島ダム駅に到着すると作業員の方が、アプ式電気機関車へ連結作業を行います

この間に5分程度停車するので、乗客は客室から降りて連結作業中の姿を見ることができます。

この区間では、ギシギシと音を立てながら、ゆっくりと走行します。

車窓風景

井川線の車窓風景を紹介します。

窓は手動で開けることができるので、時折風を感じながら景色を楽しむことができます。

車掌さんが時折景色について解説してくれるので、楽しくて有意義な乗車時間でした。

次は、実際に私が途中下車した2つの駅について、ご紹介いたします。

奥大井湖上駅

駅周辺

まず一つ目は、奥大井湖上駅です。

奥大井湖上駅は地図のように、ダム湖に囲まれています。

この駅では、展望スポットに見どころがあり、降りる人が多かったです。

駅がダム湖に囲まれているため、集落等へ行くのに、上の写真の通り鉄橋を渡る必要があります。

駅のすぐ近くには、おしゃれなカフェがあり、ゆっくり過ごすことができます。

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絶景スポット「奥大井湖上駅」。その駅奥の休憩用コテージに、期間限定で「晴耕雨読 湖上駅cafe」がオープンします。湖上駅だけのくつろぎの時間をぜひ味わってください。 絶景スポット「奥大井湖上駅」。 その駅奥の休憩用コテージに、期間限定で 「

また、駅のホームには写真のような珍しいお茶の自動販売機が設置されていました。

展望スポット

奥大井湖上駅から約10分ほど歩くと写真のような展望スポットに辿り着きます。駅から展望スポットまでの道のりは上り坂で足場の悪いところがあるので、行かれる際は十分に注意してください。

ここでは、湖面の色が青くて美しく見えるのが見どころなのですが、今回訪れたときは数日前に大雨が降っていたことがあるせいか、湖面が灰色に見えました。

あたりは緑に囲まれダイナミックな景色でした!

展望台からは鉄橋や駅が小さく見え、まるでミニチュアのようでした。

長島ダム駅

次に紹介する駅は、先ほど紹介したアプト式電気機関車で走る区間である長島ダム駅です。

この駅は、先ほど紹介した奥大井湖上駅よりも下流部に位置しております。

駅名のとおり、ダム堤体の近くに立地しています。

長島ダム

長島ダムは、高さ109m、長さ308mの重力式コンクリートダムです。

主に洪水調節や水道用水の確保として役割を果たし、平成14年に完成しました。

ダム堤体直下には公園として整備されております。

また、堤体下部では水が放流されており、間近で見ることができます。

放流は迫力があり、近くを通るときは細かい水しぶきがかかりました。

夏の時期には涼しく感じます。

ただし、あまり長時間いると、服が濡れてしまうぐらいです。

ダム内部の見学もできるみたいですが、残念ながら訪れた際は休業しておりました。

(見学には事前予約が必要です)

長島ダム駅周辺では、レストランやカフェがありませんが、公園が整備されているので、お弁当を食べて過ごすのも良いかもしれません。

おわりに

今回は大井川鉄道の井川線についてご紹介いたしました。

ずっと行ってみたかった、奥大井湖上駅上の展望台からの景色を見ることができ満足しましたが、今度行くときは湖面の色が青いときに訪れてみたいです。

今回私が乗った区間は千頭駅から奥大井湖上駅までであり、終点の井川駅には行っておりません。

井川駅にも近くに井川ダムがあり、見どころがある場所です。

ちなみに井川線は約1時間に1本しか列車が走っていませんので、事前に計画を立ててから行くことをオススメします。

井川線をゆっくり楽しみたい方は、丸1日使って楽しむのがオススメだと思います。

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

参考URL:

大井川鐵道【公式】
SLの動態保存に努める大井川鐵道。四季折々の自然豊かな大井川沿線は、懐かしさと癒しを与えてくれます。
長島ダムTOP/国土交通省 長島ダム

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